こんにちは、JinSatoです

ロビンス代表のJinSatoの紹介です

ロビンスをはじめるまで

私は1960年に山形県の鶴岡市で生まれましたが20歳の頃は神奈川にある自動車メーカー内にある学校に通っていました。 その当時、海外にでて日本を外から見てみたいと思うようになりました。 そこでカナダへの永住権の申請をはじめ、3年かかりましたが1983年に永住権を取得して首都のオタワに永住しました。
左のイメージはオタワの国会議事堂の写真です。

カナダに行く前は英語のヒアリングを徹底的に訓練していたのが良い思い出です。

カナダの異文化の中で自分が日本人である事を再認識したと同時に、日本の事を本当に知らない事をしりました。 英語で日本の事を伝える事の重要性を感じました。
カナダの生活も6年ほど過ぎ、ITエンジニアとして、カナダ連邦政府でのシステムの開発などを行っていましたが、プライベートでは長女と次女も生まれたのでレゴを使って子供たちと遊び始めました。
その頃のレゴにはMinedstarm というプロダクトが販売され、RCXと呼ばれるレゴ用のコンピューターを使い、モーターやセンサーを使ってロボットを作る事が出来ました。
もともと、凝り性な自分なので、RCXを使って色々なロボットを作りました。
また、インターネットを使ってMinedstorms情報局というサイトを運営していたことが目に留まり、レゴがアメリカの大学MITで行うイベントに参加する事ができました。
右の写真は、レゴ社の副社長さんに自分の作ったロボットを説明している様子です。

LEGOを使ってロボットを作る事から、もともと自動車メーカでの経験もありましたので、本格的に作るために地下室に工房を作り、旋盤を皮切りに機械加工をするためのCNCを自作したり、アルマイト処理を出来るようになったりしていました。
その頃は「ロボコン・マガジン」雑誌に連載を書くようになり、気が付くと10年近く連載を書いておりました。

また、アメリカであったロボットのイベントで、日本から来ているロボットの開発者の方と知り合いになり、それがご縁で、2004年に日本に単身で帰国し、つくばにジェイエス・ロボティクスを起業しました。 その当時作っていたのが、左側のロボットHRP-2m(チョロメテ)というロボットです。

気が付くと、機械設計や機械工作、電子回路設計や実装、またその回路を使っての組み込みソフトの開発などを一通り自分でできるようになっていました。

独学ですが新しいことが出来るようになるのは時間がかかりましたが、楽しいことだと思います。

ロボット作りも楽しかったのですが、ひょんな事からロボット用の教材を作るプロジェクトが舞い込んできました。 それが右側のロボット「てんとう虫ロボット」です。
パソコンを使わないで、ロボットにあるセンサーを使い、2次元パーコードを読み込む事でプログラムできるロボットを開発しました。 8Bitマイコンと振動モーターを2個使い、移動が出来るロボットで2009年の茨城県の「新分野開拓商品」に認定されました。

このロボットを作ったら、こんどはそれを使って、ロボット教室をしてほしいという依頼が来たので教室を開いて数十人の生徒を相手にロボット体験教室を行いました。

ロボット作りも面白いのですが、子供たちがそのロボットを作っている様子はとても感動的でした。 その事がきっかけとなりロボット教材を開発していく事を主たる業務にし始めていました。

話は前後しますが、同業他社の先生から、ユネスコからのお仕事の話も舞い込んで、2006年にブルネイ王国でのロボット教室の先生として表彰される名誉な事を経験させていただきました。 ロボット作りを教えることは有意義な事だと思う気持ちがさらに強くなっていきました。
教材を作りそれを売る「メーカー」としての運営はなかなか大変な仕事で、教育分野という事と、在庫と売上とのバランス、自己資金だけで運営していましたので、大変だったのですが、色々と考えてみれば、教材開発よりも、ロボットを作る事を教える方が楽しかった事を思い出し、教材開発ではなく、ロボット教室をメインにすることにして、54歳になった自分は、ロビンスをはじめる事となりました。

教室は順調に生徒も増えてきて、目の回るほどの忙しさでしたが、2020年の新型コロナで休校にしたりと、色々な事がありましたが。
ちょうどその頃、ロビンスの生徒と話をしていると、マインクラフトというゲームが面白いという事で、生徒の皆に話を聞くと、半分以上の生徒はマイクラをしています。

さすがに1億人以上のユーザーもいて、YouTubeで有名なヒカキンさんも、マイクラのゲーム実況などをしているので、自分も始めてみましたら、何が何だかわかりません。
10時間ほどプレイして、初めて、マイクラにはルールが無くて、自分で目的を決めて遊ぶんだという事が分かりました。 そして、人生で初めてゲームの攻略本を買い、気が付くと累積で1000時間以上プレイをしていました。(コロナで休校していたし)
マイクラには子供たちの目を光らせるほどの魅力もあります。

マイクラはサーバーを作ったり、Modを作ったりして自分なりにゲーム自体を作り替えることもできるシステムである事をしり、久しぶりにLinuxでサーバーを構築したり、JavaやPythonでプログラムをしてみました。

ロビンスでも時々、マイクラを使いPythonのプログラミングなどのレッスンをしていましたが2022年10月よりマイクラ教室もレッスンの中に取り入れることにしました。

今後はオンラインでも授業が進められるようになれたらと思います。
60歳を超えても、やはり、新しいことを学んで、子供たちと情報をシェアしながら共に学べることは楽しいことだと思います。

長々と語ってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます。
この様な経験をもとに、生徒たちと共に新しいことを学んで探求していきたいと思います。
これからはAIを使い、それを応用、さらにはAIを作る時代が来ています。

組織作りにはDAOやWeb3なども応用するような組織論の勉強を始めています。 この時代の先頭になって進んでいく子供たちになってほしいと思い、日々勉強をしていきたいと思います。


これからもよろしくお願いいたします。

JinSato

ロビンズ・フレンズ

これからロボット教室・プログラム教室を初めて見ようと思う人
大きなFCに加盟するのではなく自分で工夫して色々してみたいと思う人
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